「ほったらかし投資術」に従って「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)」を買い進めているが、「安値で買いたいが、買い場の判断ができず、運用が進まない。」の悩みが続いている。
結論としては、プロでも基準価額が上がるのか/下がるのかはわからないから、判断は不可能ということだろう。
そんな時、個別株の取り引き経験が豊富な知人と投資について話をする機会があり、知人の情報では、個別株ではボラティリティ・インデックスを参考にするとある程度の確率で相場の上昇/下落を読めるとのことで、参考となる動画サイトを教えていただいた。
具体的には、「VIX指数」について、トレンド分析のひとつの指標である「MACD」から上昇/下降の相場を見極める方法である。
「VIX指数」は「Volatility Index」の略で、シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表している指数であり、また「MACD」(通称:マックディー)は、移動平均の発展版で、「移動平均収束拡散」または「移動平均収束乖離」などとも呼ばれ、売買シグナルの精度を更に高くした、トレンド分析の中でも人気のある指標の一つである。
「VIX指数」の「MACD(12日移動平均線と26日移動平均線の差)」が「MACDシグナル(9日の移動平均線)」を下抜く(デッドクロス)が相場の上昇傾向の前兆で、「VIX指数」の「MACD」が「MACDシグナル」を上抜く(ゴールデンクロス)は相場の下降傾向の前兆と言われている。

※ eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)には、23の先進国・地域と24の新興国・地域の銘柄が組み入れられているが、そのうちアメリカだけで約6割を占めており、S&P500種指数やその値動きを示す「VIX指数」との相関性は高いと思って良さそうである。
「VIX指数」の「MACD」「MACDシグナル」は以下のサイトなどで最新の状況を確認できる。
オルカンを1,000万円分購入した2023年9月の「VIX指数」の「MACD」がどのような状況だったか遡って確認したところ、ゴールデンクロス(下げ相場)の真っただ中で、トレンド分析としては残念な時期に購入していたことがわかった。
今後は、「VIX指数」の「MACD」の状況を踏まえながら、買い場の判断の参考になるか、オルカンの基準価額との相関性をウォッチしていくことにした。
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