2024年8月の「日銀ショック」、2025年4月の「トランプショック」では、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)」の基準価額も大きく下げ、私の含み益も大きく棄損した。一時期、2,200万円分の含み損が溶けた。
幸いにも含み損がすべて溶けることはなく、狼狽売りせずにそのままホールドを続けることができた。変に売買すると傷が拡がるという「ほったらかし投資術」の教えを守ったかたちである。
さて、2025年4月以降の動きはどうなっているのであろうか。オルカンと同じMSCI ACWIをベンチマークとする上場投資信託ETFの2本のチャートが以下である。
MUAM(三菱UFJアセットマネジメント)の基準価額は円ベース、iShares(アイ・シェアーズ)の基準価額はドルベースである。
1)MUAM MAXIS World Equity (MSCI ACWI) ETF

2)iShares MSCI ACWI ETF

3)のとおり、オルカンの基準価額は円ベースなので、1)MUAM MAXIS World Equity (MSCI ACWI) ETFと同じであり、2回の下落から持ち直しては来ているものの、2025年1月頃の最高値までは戻っていない。
3)eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

一方で、ドルベースである2)iShares MSCI ACWI ETFは、持ち直しどころか、現時点で最高値を更新している。
結果的には、1月の157円/ドル→6月の145円/ドルのドル安円高の為替相場の影響が2本の差である。引き続き、MSCI ACWIやS&P500のインデックスは伸長傾向にあり、淡々と積み立てを続けていて問題はなさそうである。
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