2024年8月5日に日経平均株価は、過去最高だった1987年10月の「ブラックマンデー」を上回る過去最大の下落となった。
米国株式市場でも投資家の不安が非常に大きく、「VIX指数」も50を超え、まさに暴落と言える状況となっている。
※ 「VIX指数」は「Volatility Index」の略で、シカゴオプション取引所がS&P500種指数のオプション取引の値動きをもとに算出・公表している指数である。俗に“恐怖指数”とも呼ばれる。
ロボアドバイザー2社と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)」の運用状況は以下となり、当然のことながら含み益はさらに減り、溶けた評価額は1,270万円に拡大した。
1 ウェルスナビ(ロボアドバイザー)
- 評価額の最大(7月10日):4,307,324円 → 8月5日の評価額:1,893,438円
- 評価額の差(含み損益):-2,413,886円(7月10日から-56.0%)
2 Theo(テオ)(ロボアドバイザー)
- 評価額の最大(7月11日):5,361,882円 → 8月5日の評価額:2,613,215円
- 評価額の差(含み損益):-2,748,667円(7月11日から-51.3%)
3 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(インデックスファンド)
- 評価額の最大(7月11日):11,900,291円 → 8月5日の評価額:4,307,808円
- 評価額の差(含み損益):-7,592,483円(7月11日から-63.8%)
含み益が見る見る溶けていく状況で、心中穏やかでないのは確かだが、まだ「含み益バリア」が効いているため動揺は大きくはない。(資産運用を始めた時期がコロナショックからの出口付近(2022年4月)だったこと、余剰資金も上限には届いておらず、ある程度のキャッシュポジションを保持していることが幸いしている。)
現在の心境としては、バイアンドホールドを継続する気持ちは変わっておらず、オルカンの基準価額が2024年3月頃の水準にまで戻り、安値で追加購入する機会を見計らっている状況である。
また、この過去最高の下落では、私の胆力・握力が試されているようにも感じており、ここをバイアンドホールドで乗り切ることができれば、それもまた経験となって、当分の下落時にも狼狽えることはほぼないだろうとさえ思っている。
「ほったらかし投資術」では、リスク資産に回す資金について、相場が下落した場合に許容できる目安を、投資した金額の年33%減(;含み損が年33%)としているが、その設定を自分の場合に当てはめると、オルカンの基準価額は14,100円が目安となり、狼狽えるにはまだまだ早いといったところである。
こういう時に思い出すのは「ほったらかし投資術」の以下の記述である。
投資とは「持っていること;株式市場に参加していること」で、相場の上げ下げに一喜一憂せずにすべて付き合って保有し続けることである。
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