ロボアドバイザー2社と運用コストが低いインデックスファンドである「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)」で資産運用を行っている。
先日の投稿では、今回の「トランプショック」によって、ロボアドバイザー2社の含み益の減少割合が-50.3%と-48.0%、オルカンは-66.7%、金額としては1,430万円近くの含み益が溶けたことに触れた。(今日4月7日(月)の状況を踏まえると含み益はほぼ無くなる見込みである。)
ところで、ロボアドバイザーは、株式、債券、その他(金、不動産など)のETFに資産クラスを分散投資しており、トータルの損失のリスクを軽減することを売りにしているが、実際に効果はあるのだろうか。
以下は、ロボアドバイザーTHEO(テオ)の、2025年3月期の資産クラス別の収益率である。


グロースは主に株式に関連するETF収益率である。


インカムは主に債券に関連するETFの収益率である。


インフレは主に金や不動産に関するETFの収益率である。
グロース(株式のETF)が-1.92%、インカム(債券のETF)が-0.63%、インフレ(不動産や金などのETF)が0.86%となり、この間の推移も類似していた。
確かに、株式だけのオルカンよりも、株式・債券・その他(金、不動産など)のロボアドバイザーで下落率は抑えられてはいたものの、この間のドル円は150円あたりを推移し、為替の影響もほぼなかったことを加味し、ロボアドバイザーの売りである、株式、債券、その他(金、不動産など)の分散投資の効果に対する期待は薄いという結果であった。
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