ロボアドバイザー2社と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)」で資産運用しているが、一時期、トータルで約2,500万円まで膨らんだ含み益が「トランプショック」によって2,320万円が溶けてしまった。
株価暴落時には、損切りするか、買い増しするか、静観するか、いろいろと選択肢が考えられるが、ChatGPTに対応を質問してみた。
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<質問>あなたは投資の専門家です。クライアントはリスクが分散されていると言われる全世界株式の投資信託を保有しているが、2025年4月のトランプショックで評価益の9割が減ってしまい、さらに減るのではと不安になっている。今後、どのようにすればよいか。
<ChatGPTの回答>ご質問ありがとうございます。
まず、2025年4月の「トランプショック」で全世界株式の評価益が大きく減少したということで、クライアントが強い不安を抱えているのは当然のことです。ただし、全世界株式の特性や投資の基本原則を踏まえて、冷静に今後の方針を検討することが重要です。
1.全世界株式は「リスク分散=価格が下がらない」ではない
「全世界株式(オール・カントリー型)」は、先進国・新興国を含む幅広い国と地域に分散投資することで、特定の国のリスク(例えば米国単体の政治リスク)に依存しすぎないようにする投資信託です。
しかしながら、世界的なリスク(米国の政情不安、中国経済の減速、戦争、金利ショックなど)がある場合は、世界中の株価が一斉に下落することもあります。
「リスク分散=下落を避けられる」わけではなく、「特定のショックで資産がゼロになるリスクを軽減する」手段だと理解しておくことが重要です。
2.一時的なショックで売却しない
もしクライアントが長期(10年以上)の資産形成を目的として全世界株式に投資しているならば、**今回のような急落は途中の「通過点」**と捉えるのが基本です。
たとえば、リーマンショック後やコロナショック後も株式市場は大きく回復しており、長期投資家が損を出し続けた例は極めて少ないです。
仮に今売却してしまうと、一時的な含み損を「確定損」にしてしまうリスクがあります。
3.ポートフォリオの見直しを検討する場合
ただし、以下に該当する場合は、戦略の見直しを検討してもよいです。
・投資の目的が短期(数年以内)である
・市場の下落局面で精神的なストレスが非常に大きく、冷静に保有できない
・全世界株式に過度に資産を集中させている
このような場合は、一部を債券や現金、国内リートなど他の資産に分散させることでリスクの平準化が可能です。
4.今後どうするべきか:3つの選択肢
選択肢 | 内容 | 適するタイプ |
---|---|---|
保有継続 | 今回の下落は長期投資の一部として受け入れる | 長期目線で落ち着いて投資できる人 |
積立継続(ドルコスト平均法) | むしろ価格が下がっている今こそ買い増しで平均取得単価を下げる | 積立投資中の人 |
ポートフォリオ調整 | リスク許容度を再確認して、債券や現金比率を増やす | ストレスを感じている人 |
5.心理面のケアとアドバイザーの役割
投資は感情との戦いです。クライアントには、過去の市場の回復事例や、自分の投資目的をもう一度確認してもらいましょう。「何のために投資していたのか」「出口戦略はどのように描いていたか」を思い出すことで、冷静さを取り戻しやすくなります。
6.最後に
クライアントが不安を抱えているのは自然なことです。その不安を放置せず、「投資の目的」「リスク許容度」「投資期間」などを改めて話し合うことが、今最も重要なステップです。
必要であれば、クライアント向けに配布できるシンプルな「投資の基本原則チェックリスト」もご用意できます。
ご希望があれば、簡易なチェックシートやポートフォリオの見直し支援ツールも作成できますが、いかがでしょうか?
ChatGPTの回答はいかがでしたでしょうか。意外にまともな回答のようにも私は思ったのですが。
少なくとも証券マンよりは、ChatGPTの方が信用できそうな気がしました。
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