【実践記】eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の買い時に迷った私が「ほったらかし投資術」に従って投資した理由

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上がり続けるオルカンと、買えない自分

「ほったらかし投資術」に従って購入した eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称オルカン)は、ここ数年で基準価額が堅実に上昇を続けてきました。
しかし私は、「どうせなら安値で買いたい」という気持ちが強く、追加購入のタイミングをずっと見失っていました。

2023年7月14日と8月4日に、痺れを切らして理由もなく少額を買い増しましたが、「これは本当に正しい判断なのか?」という迷いは残ったままでした。

第1章:「買い場を待つ」という落とし穴

書籍『【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術(朝日新書)では、「時間を味方につけ、定期的に積み立てる」ことが推奨されています。
それにも関わらず、「安くなったら買おう」と思う気持ちが強く、結果的に余剰資金の運用が進まない状態に。

2023年8月末の時点で、1年間で投資に回す予定だった資金のうち、実際に運用できたのはわずか2割程度でした。
まさに「安値で買いたいが、買い場がない」というジレンマに陥っていたのです。

第2章:判断を変えた理由 ―「計画的に投資する」への転換

結局、基準価額が上がるか下がるかは、プロの投資家でも分かりません。
私のような個人投資家が完璧なタイミングを見極めるのは不可能です。

そう悟った私は、「買い場を探すよりも、余剰資金を計画的に投資に回すことを優先しよう」と考えを改めました。

第3章:意を決して1,000万円を投資

2023年9月、意を決して 5日間に分けて合計1,000万円分のオルカンを購入
正直なところ、「勢いで買ってしまった」と感じており、損失を覚悟していました。
それでも、「自分の判断だから、損しても高い授業料」と割り切るしかありませんでした。

同時に、2024年1月から始まる 新NISA に備えて旧NISA口座も開設し、今後の積立環境を整えました。

第4章:結果と振り返り

9月の購入直後、10月には一時的な下落で含み損が発生しました。
しかし、11月以降は相場が回復し、年末にかけて上昇基調へ。
幸いにも、大きな損失を抱えることはありませんでした。

むしろ今回の経験を通じて、

「投資の最大の敵は“待ちすぎる自分”かもしれない」
と感じています。

まとめ:買い場を読むよりも、「仕組みを作る」

投資のタイミングを完全に見極めるのは不可能です。
「安く買いたい」という感情を抑えるよりも、計画的に資金を投じる仕組みを作ることが、長期投資を続けるコツだと痛感しました。

ほったらかし投資術が教えるのは、「完璧なタイミング」ではなく、「続けられる習慣」。
オルカンを通じて、これからも時間を味方につける投資を続けていきたいと思います。

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