これまでの投稿でも触れたが、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)」の基準価額と「VIX指数」の「MACD」の関連性についての仮説は、以下の2つの条件を満たす場合が上昇傾向の前兆であるというものである。
- 条件1:「VIX指数」の「MACD」が1.0以上の状況でデッドクロスを形成
- 条件2:「VIX指数」は20以上の状況でデッドクロスを形成
一方で、「VIX指数」の「MACD」が顕著なゴールデンクロスを形成した場合は、顕著なデッドクロスを形成した以降に基準価額が下降する傾向になる。チャートで示すと以下の黒い破線の楕円部分で、ゴールデンクロスを境に下降傾向に転じる。


2024年9月7日午前の「VIX指数」の「MACD」は以下の状況であり、ゴールデンクロスを形成した。(赤い太線部分)
ここから米国のS&P500は下落する相場となることが見込まれ、相関するオルカンの基準価額も下降することになる。歴史的に9月は株価のパフォーマンスが悪いというアノマリー(規則性)があり、しばらくは低調な状況が続くかもしれない。
下落時は買い場のタイミングでもあるが、「VIX指数」の「MACD」がデッドクロスを形成するまでは様子見することにした。
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