ほったらかし投資術の王道、「長期」「分散」「低コスト」な「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)」に対抗する投資商品が増えてきた。
10月1日から、オルカンよりも信託報酬率が低い「SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)」が販売され、続いて「SBI全世界高配当株式ファンド(年1回決算型)」も間もなく販売される。2商品の詳細は以下のリンクからご覧いただければと思う。
SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)(愛称:スマートベータ・世界高配当株式(分配重視型))
SBI全世界高配当株式ファンド (年1回決算型)(愛称:スマートベータ・世界高配当株式(成長型)
どちらも、購入/売却/運用コストは以下のとおりである。
購入手数料(税込):なし、信託報酬率 (税込):年0.055%、売却時手数料:なし
復習になるが、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)の購入/売却/運用コストは以下のとおりである。
購入手数料(税込):なし、信託報酬率 (税込):年0.05775%、売却時手数料:なし
「低コスト」とは信託報酬率が年0.1%以下で、オルカンをベースに比較していただければ良い。
一方で、オール・カントリーを謳った商品「オール・カントリー好配当リバランスオープン(年4回決算型)」なるものもあるが、こちらの購入/売却/運用コストは以下のとおりである。
購入手数料(税込):3.30%、信託報酬率 (税込):年0.913%、売却時手数料:0.25%
想定リターンが高いのかもしれないが、この運用コストの違いはいかがなものか。
「オール・カントリー」の投資信託が人気とは言え、どの投資商品でもいいという訳ではなく、少なくとも運用コストはよく確認して、証券マン/銀行マンに勧められるままでなく、自身で納得して購入するようにして欲しい。
投資初心者は、一度「ほったらかし投資術」を読んで、最低限の投資リテラシーは身に付けることをおすすめする。これだけで随分と違ってくるはずである。
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