【新NISA後初の試練】日銀ショックでオルカン暴落、どう乗り越える?
2024年8月5日、いわゆる「日銀ショック」によって、国内外の株式市場は大きく値を下げました。日経平均・米国株ともに下落し、例外なくeMAXIS Slim 全世界株式(通称:オルカン)の基準価額も急落。
とくに新NISAで投資を始めたばかりの個人投資家にとっては、これが初めての大幅下落局面となり、大きな不安を抱いた人も多かったようです。
■ オルカンにも78億円の資金流出
SNSや掲示板などネット上では、
- 「オルカン損切りしました」
- 「新NISA、騙された」
- 「もう投資やめたい」
といった悲観的な投稿が増加。実際に、2024年8月7日にはオルカンから78億円の資金が流出しました。これは、下落による狼狽売り(パニック売り)が発生したことの裏付けでもあります。
■ 「なぜオルカンなのか?」を理解していたか
インデックス投資の王道とも言える「オルカン(全世界株式)」にたどり着いた人の中でも、行動に大きな差が出ました。
- 自分で情報を調べ、リスクも理解したうえで投資している人
- 口コミやSNSで「なんとなく良さそう」と買った人
この2者では、下落相場でのメンタルの揺らぎや対応に違いが出るのは当然です。
■ 思い出した「ほったらかし投資術」の一節
今回の暴落で私が思い出したのは、【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術(朝日新書)の中にある次の一文です:
「投資とは『持っていること』。相場の上げ下げに一喜一憂せず、保有し続けることが大事。」
■ 下落時に読むべき一冊:なぜ売ってはいけないのか
この本では、以下のようなポイントが強調されています:
- 投資は「始めること」と「続けること」が大事
- 暴落時こそ感情に流されず市場に居続ける
- 含み損は一時的、平均回帰に期待して積立継続を
- 売ってしまうと「また始める」ことが難しくなる
- 「もうダメだ」と皆が思うときこそ、チャンスが訪れる
■ 投資初心者の「心の防波堤」としての1冊
資産運用の書籍をたくさん読む必要はありませんが、この1冊だけは投資初心者のバイブルとして強くおすすめします。
- 「暴落が怖くて損切りしてしまった」
- 「もう投資はやめたいと思った」
- 「今後も続けるか悩んでいる」
そんな方は、ぜひ【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術(朝日新書)を手に取ってみてください。今回の下落が、次の成長への大事なステップになるかもしれません。

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