2024年8月5日、いわゆる「日銀ショック」により、日経平均株価が過去最大級の下落を記録し、続いて米株市場にも大きな影響が生じました。
私が利用しているロボアドバイザー2社と、インデックスファンドの代表格であるeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称「オルカン」)も例にもれず大きく値を下げ、それまでの含み益の“溶け込み”は合計で1,270万円に達しました。
しかし、その後約2週間を経て株式相場の動きが少し落ち着きを取り戻し、溶けた含み益も徐々に軽減。8月18日時点で-760万円まで回復しました。
今回は、私の運用実績を数値で振り返るとともに、なぜこのような“持ち直し”が起きたのか、そして今後どのように行動すべきかを整理します。
1.「日銀ショック」で何が起こったか
- 2024年8月5日、日銀が金融政策の変更を示唆したことで、日経平均株価が急落しました。
- この影響は国内にとどまらず、米国株式市場にも波及しました。
- 私の資産ポートフォリオ(ロボアド2社+オルカン)も直撃を受けました。
2.私の運用状況(ロボアド・オルカン)
以下、8月18日時点までの評価額・含み損益を整理します。
ロボアドバイザー①:WealthNavi
- 最大評価額(7月10日):4,307,324円
- 最小評価額(8月5日):1,893,438円、溶けた含み益:-2,413,886円(-56.0%)
- 8月18日:2,962,896円、溶けた含み益:-1,320,341円(-30.7%)
ロボアドバイザー②:THEO
- 最大評価額(7月11日):5,361,882円
- 最小評価額(8月5日):2,613,215円、溶けた含み益:-2,748,667円(-51.3%)
- 8月18日:3,471,504円、溶けた含み益:-1,890,378円(-35.3%)
オルカン:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 最大評価額(7月11日):11,900,291円
- 最小評価額(8月5日):4,307,808円、溶けた含み益:-7,592,483円(-63.8%)
- 8月18日:7,438,450円、溶けた含み益:-4,461,841円(-37.5%)
合計で、日銀ショック直後、溶けた含み益-1,270万円超でしたが、8月18日時点では-760万円まで縮小しました。
3.なぜ少し持ち直したのか?
この“回復”の背景には以下の2点が大きく影響しています。
- (1)含み益バリアを設けていたこと:過去の運用時にある程度の含み益が出ていたため、精神的な余裕があり、急落時にも冷静に対処できました。
- (2)キャッシュポジションに余裕があったこと:急落で狼狽売りせず、さらに追加購入(ナンピン的買い増し)できる余裕がありました。具体的には、VIX指数の「MACD」の動きを見て、買い増しを実行しました。
このように「ほったらかし投資術」の利点が生き、短期的な下落を耐え忍ぶ姿勢が功を奏したと考えています。
4.今後の戦略と注意点
- 今のところ“半値戻し”には至っておらず、逆に“二番底”のリスクも否定できません。
- 私は、バイ&ホールドの基本方針を継続しつつ、今後は以下を意識していきます:
- 相場の過熱感・リスク指標(VIX指数、MACDなど)を定期的にチェック。
- 必要に応じて、リバランス&買い増しの計画を事前に策定。
- リスク許容度を再確認し、「含み益バリア」「キャッシュ余力」の再構築。
- 投資初心者の方へ:「急落時に慌てて売らず、長期視点+分散投資を意識することで、心の余裕がポートフォリオを守ります。」
結び
株式市場が乱高下する中でも、過去最大級の下落局面から“少し持ち直し”を確認できたことは、私にとって大きな励みとなりました。とは言え、まだ道半ば。今後も「ほったらかし投資術」を基本に据えつつ、冷静な判断と準備を怠らず運用を継続していきます。

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