BSテレ東「マネーのまなび」に見える方向性の変化 — 私の視点から

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私はこれまで、資産運用初心者として BSテレ東「マネーのまなび」 を、投資信託や資産運用の基礎知識を得る入口として視聴してきました。
“ほったらかし投資” を基本スタンスとする私にとって、番組の内容は知識の確認や見直しの手がかりにもなってきました。

以前は安定志向の商品を取り上げていた

以前は主にインデックス運用、長期分散投資、低コスト商品など、堅実で安定志向の話題が中心でした。

資産運用初心者の私にとっては、投資信託や資産運用のリスクなど、基本的な情報の入口として視聴してきた番組で、放送で知った内容を掘り下げて、自身の資産運用の参考にしてきました。

特に「ほったらかし投資術」を始めて以降、「運用益は少なくても心穏やかに長期で運用していきたい」守備的な個人投資家にとっては、番組から有用な情報により、知識や理解の復習・修正をしていました。

リスクが高い商品を取り上げる回が増えた

ところが最近は、個別株、アクティブファンド、債券、REIT、さらには仮想通貨など、価格変動リスクの高い商品を取り上げる回が増えてきたように思います。

これ自体が悪いとは言いません。しかし、これらを紹介する際のバランス感覚や表現の仕方によって、視聴者の受け取り方が大きく変わると感じます。

番組リニューアル後に変化した

以前の村尾信尚&池谷亨→パックン&武藤十夢への番組がリニューアルされてからは、、取材先も●わがみ投信、●かのアセットマネジメントなど、オルカンと比較して運用コストが高く、運用成績もパッとしない商品の販売先だったり、個別株の取引で億り人になった個人投資家だったり、堅実な資産運用から徐々に離れてしまい、スポンサーを意識したポジショントークも頻繁に感じるようになりました。

番組の情報を鵜呑みにせず、疑いの視点を持つことが大切

個人的には、「ほったらかし投資術」の著者である山崎元氏と路線が似ている、田村正之氏(日本経済新聞編集委員)の情報は信頼性が高いと思っているのですが、リニューアル後には田村氏の出演機会も減ってしまい、その他投資家を陥れるような金融商品をさらりと薦めるコメンテーターが増えていると感じます。

玉石混交の番組として、テーマを見極めながら、今後も拝聴したいとは思いますが、番組の情報を鵜呑みにせず、疑いの視点を持つことが大切です。

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