ロボアドバイザー2社と運用コストが低いインデックスファンドである「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)」の2024年11月末現在の運用状況をまとめる。
私が目標とする資産運用は以下である。
- 物価の上昇率と同じ程度で資産運用し、手持ちの資産の相対的な価値を目減りさせない。(資産運用というよりは資産保全に近い。)
- 日々の値動きが激しく、運用成績が大きく上下に振れるような、心臓に悪い資産運用は望まない。
- 欲張らずに長期間(少なくとも5年以上)かけて堅実に運用したい。
オルカンよりも利回りが高い、FANG+やS&P500、レバレッジ(借り入れを利用して高い収益を得る運用方法)が効いた投資信託商品もあるが、リターンは全世界株式の平均であっても損失が発生した場合の被害を抑える守備的な運用を方針として、できる限り穏やかな心持ちで、慎ましやかに持続的な生活を送ることができれば十分と思っている。
1 ウェルスナビ(ロボアドバイザー)
- 購入時手数料:0円、売却時手数料:0円、運用手数料:時価評価額に対して年利1.1%
- 投資対象:ETF(海外株式、国内株式、海外債券、金、不動産)
- 資産配分:株式39%、債券50%、金・不動産11%(リスクレベル2の自動設定)
- 運用成績(2022年4月から2024年11月、32か月):円ベース+21.47%(年8.05%)、ドルベース+14.28%(年5.34%)
- 運用方針:月50万円の積み立てを継続(余剰資金が尽きたら積み立てを終え、生活資金の不足分はここから切り崩していく。)
2 Theo(テオ)(ロボアドバイザー)
- 購入時手数料:0円、売却時手数料:0円、運用手数料:時価評価額に対して年利1.1%(運用額に応じた割引制度あり)
- 投資対象:ETF(海外株式、国内株式、海外債券、金・銀、不動産、その他)
- 資産配分:株式39%、債券44%、金・銀・不動産・その他17%(年齢と就業の有無で自動設定)
- 運用成績(2022年4月から2024年11月、32か月):円ベース+17.29%(年6.48%)、ドルベース+11.26%(年4.22%)
- 運用方針:余剰資金が尽きるまで、月50万円の積み立てを継続(余剰資金が減ったため50万円に減額)
3 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(インデックスファンド)
- 購入時手数料:0円、売却時手数料:0円、運用手数料:純資産総額に対して年利0.05775%
- 投資対象:海外株式、国内株式
- ベンチマーク:MSCI ACWI
- 組み入れ銘柄:先進国23か国及び新興国24か国の大型株と中型株のうち、最も時価総額が大きい約3,000銘柄(経済発展の状況を踏まえて、好調な国の株式を加え、低調な国の株式を外す、インデックスを構成する銘柄の入れ替えが自動的に行われる。)
- 運用成績(2023年3月から2024年11月、20か月):円ベース+21.5%(年12.9%)
- 運用方針:余剰資金が尽きるまで、月200万円程度のペースでスポット購入を継続

2024年11月末の時点で、余剰資金のうち約82%を資産運用に回している状況であるが、今後も低コストのオルカンをスポット購入することをメインに、ロボアドバイザーの積み立てと併用し、投資の機会損失(資金が遊んでいて運用されていない状態)を解消していく方針である。
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