ロボアドバイザー2社と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)」の2025年2月末現在の運用状況をまとめる。
- 物価上昇率と同程度で運用し、手持ちの資産の相対的な価値を目減りさせない。(資産運用というよりは資産保全に近い。)
- 日々の値動きが激しく、運用成績が大きく上下に振れるような、心臓に悪い資産運用は望まない。
- 欲張らずに長期間(少なくとも5年以上)かけて堅実に運用する。
オルカンよりも利回りが高い、S&P500やFANG+、シュワブ米国配当株式ETF(SCHD)などの投資信託商品もあるが、リターンは全世界株式の平均であっても損失が発生した場合の被害を抑えて、できる限り穏やかな心持ちで、慎ましやかに持続的な生活を送ることが私が目標とする資産運用である。
1 ウェルスナビ(ロボアドバイザー)
- 購入時手数料:0円、売却時手数料:0円、運用手数料:時価評価額に対して年利1.1%
- 投資対象:ETF(海外株式、国内株式、海外債券、金、不動産)
- 資産配分:株式39%、債券50%、金・不動産11%(リスクレベル2の自動設定)
- 運用成績(2022年4月から2025年2月、35か月):円ベース+20.43%(年7.00%)、ドルベース+13.68%(年4.69%)
- 運用方針:月5万円の積み立てを継続する。(生活資金の不足分はここから切り崩していく。)
2 Theo(テオ)(ロボアドバイザー)
- 購入時手数料:0円、売却時手数料:0円、運用手数料:時価評価額に対して年利1.1%(運用額に応じた割引制度あり)
- 投資対象:ETF(海外株式、国内株式、海外債券、金・銀、不動産、その他)
- 資産配分:株式39%、債券44%、金・銀・不動産・その他17%(年齢と就業の有無で自動設定)
- 運用成績(2022年4月から2025年2月、35か月):円ベース+14.09%(年4.83%)、ドルベース+10.39%(年3.56%)
- 運用方針:月5万円の積み立てを継続する。
3 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(インデックスファンド)
- 購入時手数料:0円、売却時手数料:0円、運用手数料:純資産総額に対して年利0.05775%
- 投資対象:海外株式、国内株式
- ベンチマーク:MSCI ACWI
- 組み入れ銘柄:先進国23か国及び新興国24か国の大型株と中型株のうち、最も時価総額が大きい約3,000銘柄(経済発展の状況を踏まえて、好調な国の株式を加え、低調な国の株式を外す、インデックスを構成する銘柄の入れ替えが自動的に行われる。)
- 運用成績(2023年3月から2025年2月、23か月):円ベース+17.9%(年9.34%)
- 運用方針:余裕資金が尽きるまで購入を継続する。

オルカンの基準価額は、27,705円(1月31日)から26,392円(2月28日)に下落、この間のドル円は154円/ドルから149円/ドルとなり、約750円分が為替によるものである。(1円/ドルはオルカン約150円の相当する。)
また、ロボアドバイザーについては、グロース(株式中心に運用)は低下したが、インカム(債券中心に運用)が補う動きが見られた。
2025年2月末の時点で、余裕資金のうち約88%を資産運用に回している状況であるが、今後も低コストのオルカンを購入することをメインに運用していく。
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